俺、不老長寿のメトホルミンを飲んでいる

 先週の金曜日、国際医療福祉大学三田病院の検診で、また血糖値が上がって、若い女性の管理栄養士の指導を受けた。

 「何時から、糖尿病に気付いたのですか?」と聞かれ「君が生まれる前だ!」と不機嫌そうに答えたので、彼女、嫌な顔をした。

 血糖値が上がると、その度に指導を受ける。「食べて良いのは、豚肉は60グラム。絹豆腐は半分、チーズは20グラム……」。もう、暗記している。

 でも、その通りには行かない。外食もある。友人と一杯やるし……節制すると、ストレスが溜まる。

 糖尿病患者は、まっ暗い人生なのだ。

 ところが、である。ちょっと良いニュースに出くわした。

 老化を防ぎ寿命を延ばすとされる薬の臨床試験を米食品医薬品局(FDA)が承認し、来年にも臨床試験が行われることがわかった、と言うのだ。

 夢の『長寿の薬』はメトホルミン。

 既に動物に対しての実験ではかなりの効果を上げ、回虫やラットに投与したところ老化の遅れ、寿命の延長が見られ、特にラットは40%も寿命が延びたことが確認されている。

 同じ効果が人間にも起きれば、人の平均寿命は120歳近くまで延びることになる。

 メトホルミンとは、何者なのか?

 調べてみた。ビグアナイド系薬剤に分類される経口糖尿病治療薬の一つであるという。 日本での商品名は「メトグルコ®」。

 エッ、これ、毎日飲んでいる薬ではないか?

 ちょっと、明るくなった。

 今日12月8日発売のサンデー毎日「牧太郎の青い空白い雲」では、これもちょっぴり、健康に関係がある「ことし一番醜い肉体美は『政治資金でRIZAP』」。読んでくれ!

 

<何だか分からない今日の名文句>

食い過ぎは

分かっちゃいるけど止められない!