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二宮金次郎は読みながら歩いたのか?

 13日発売のサンデー毎日は「東大・京大合格者号」。一年で「一番売れる号」である。

 今年の大学受験の特徴の一つは「偏差値で、東大文Ⅱ(経済学部)が文Ⅰ(法学部)を抜いた」ことらしい。時代は変わる。

 この号は、普段、サンデー毎日に縁がない教育関係者も購入するから、毎年「牧太郎の青い空白い雲」も、出来るだけ「教育もの」にする。

 で、ことしは「教育現場の半嘘! 二宮金次郎は読みながら歩いたのか?」

 その昔、小学校には二宮金次郎の「薪を背負いながら本を読んで歩く姿」の銅像が建てられていたが、金次郎は現実に読みながら歩いたのか?

 これをテーマに書いた。

 「薪負読書」は本当なのか? その「答え」を……明治14(1881)年発行の『報徳記』には「大学の書を懐にして、途中歩みなから是を誦し、少も怠らず」とある。

 この文書をどう読むか?そこにヒントがある。

 そんな話を書いたのだが、安倍政権の下、小学校で「特別の教科・道徳」の授業が始まって1年。一部の教科書が「二宮尊徳(金次郎)」を取り上げ、検定に合格している。

  それでいいのか?という問題提起でもある。是非「東大・京大合格者号」を買ったら「牧太郎の青い空白い雲」を読んでくれ!

 

 <何だか分からない今日の名文句>

個性や自由を抑えつける

「二宮金次郎的自己犠牲」に反対!