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「半嘘」という表現がピッタリじゃないか!

 「半嘘」という言葉を創った。

 「半分は嘘だが、無視できない」という状態を言う。牧流の「勝手な表現」だ。

 今日2月5日発売のサンデー毎日「牧太郎の青い空白い雲705回・『大嘘』より始末が悪い“地震予知・消費増税”の『半嘘』」で、初めて、この言葉を使った。

 地震予知は多分「嘘」だと思う。が、まったく無視できない。「半嘘」なのだ。消費税増税も同じだ。「消費税が必要だ!」と言うのは嘘だが、今となっては無視できない。そんなことを書いた。

 世間、すべからく「半嘘」である。

 トランプ大統領の発言は全て「半嘘」。3日、米CBSテレビのインタビューで、かねて意欲を示してきた在韓米軍の撤収について「そうした計画はない。これまで議論したことすらない」と宣言した。

 半分は「嘘」である。北朝鮮による核放棄の見返りとして、トランプは「在韓米軍」の規模の縮小や撤収に応じる、と考えているのに、こんどは「全面否定」だ。

 そう言いながら、トランプは「いつかそうするだろう。駐留にとてもコストがかかっている」とも話す。半分は「事実」である。

 トランプの言い分は、どれもこれも「半嘘」である。

 なぜ「半嘘」になるのか?

 多分、今月末に、ベトナムで行われる北朝鮮の金正恩委員長との首脳会談で(完全ではないが)「ほぼ完全非核化」を約束させる。そうすれば相当な「見返り」が必要だ。

 だから、この時期で「真っ赤な大嘘」は不味い。だから「半嘘」する。

 まあ、当然だが、水面下で、安倍さんがトランプの「半嘘」に騙され「北朝鮮のための巨額資金援助」を約束しているのではあるまいか? それが心配だけど。

<何だか分からない今日の名文句>

自分まで騙すのが「半嘘」