朝、時々「さよならだけが人生だ」と思ったりする。
中国唐代の詩人・于武陵の詩『勧酒』の結句。「花発多風雨 人生足別離」
直訳すると「花が咲くと風雨が多く、人生には別れが多い」という意味?
確かに、何人も、何人も、人間と会ったけど……そう言えば、再会することがない。
俺、会った途端に別れている(笑)
「別れはつらいけれど、お互い今までと同様、これから一花も二花も咲かせよう!」と思う人もいるけど……やっぱり、「別れ」は寂しい。
このところ、手足が自由に動けないので……気分的に落ち込んでいるのかも?
でも……「障害」とは関係なく、歳なのかなあ?
月刊日本には「さよならだけが人生だ」という欄がある。9月号は「命には終わりあり 能には果あるべからず」
「命には終りあり」。つまり「人間の命はいつか尽きる」
「能には果あるべからず」。能を極める芸術の道には終わりない。能役者・世阿弥の言葉だ。
何か、「終わりがないこと」を探さないと……いい加減な人生をやって来た「報い」だな(笑)
寂しくなったので、二十代頃の親友・宗近君(サンケイの記者)に電話した。彼は一つ歳上。「会いたいな」と彼に言われて、何となく、ホッとした。
気を取り直して、午後「蕎麦春秋」の原稿を書いた。
<何だか分からない今日の名文句>
もちろん、幸福だけど……
突然襲ってくる理不尽な不幸
そして老いと死。
それが人生かなあ?