ダービーの悲劇。2番人気のスキルヴィングがレース中、急性心不全で急死。

 一ヶ月前の青葉賞。

 ルメール騎乗の1番人気スキルヴィングは直線で抜け出し、最後は内のハーツコンチェルトを競り落とし、圧勝した。

 末脚が素晴らしかった。

 だから、ダービーの歴史で、これまで「青葉賞の勝ち馬は勝てない!」というジンクスを無視して、多くのファンが、この馬から馬券を勝った。

 堂々の2番人気だった。

 (因みに、当方、3番人気の武豊のファントムシーフから流して、惨敗したけど)

 スキルヴィングはちょっと出遅れ。それでも、中盤から徐々にポジションを上げ、3コーナー過ぎには好位の外め。

 自慢の末脚を発揮できる態勢に入ったが……ルメールのゴーサインに、まるで反応しない。

 どうしたん?

 (実は、この馬の遅れで「5ー14」の馬券を買っていた当方「これで決まりだ」と喜んだりした)

 ルメールは「異変」を感じて、直線の途中で追うのをやめた。

 17着。不運なこの馬はゴール後、倒れた。

 急性心不全! 急死だった。

 第90回という節目のダービーなのに……。なぜ、悲劇が起こったのか?

 実は「猿之助一家心中」に続いて、長野県中野市の若者が4人が殺害した事件。

 戸惑っている。

 「二人のおばさんが散歩している最中、『独りぼっち』と自分をばかにしていると思った」

 そんな些細なことで、人の命を奪うなんて……。周囲には分からない「孤独病」があるのか?

 常識では考えられない「事件」が次から次に起こる。

 何やら、この競走馬の急死も「価値観崩壊の前兆」のような気がして……

 嫌な日曜日だった。

<何だか分からない今日の名文句>

サラブレットの平均寿命は

24歳~25歳。

普通の馬の平均寿命は

23歳~30歳。

「短命の理由」は日ごろから、

ハードなトレーニングを積み、

身体的、精神的「負担」があるから。