2023年を「新たな戦前」にするな!「おっちょこちょい」岸田政権の「敵基地攻撃」で日本は?

 新年、おめでとう!

 とは言ったもの、一段と「複雑な思い」で、新年を迎えた。

 一つは長引く「コロナ騒動」。12月30日、「オミクロンバリアントのXBB.1.5が日本に上陸した」という情報をキャッチした。

 <Tracking XBB.1.5* over time in Asia, Oceania and South America>

 新型コロナウイルスは瞬く間に世界に広がり、各地で独自の変異を繰り繰り返す。

 今、注目される「XBB」や「BQ.1.1」は、重症化につながっている証拠はないけれど「免疫を逃避する能力がある」という指摘も。

 ああ、嫌だ。今年も、変異株との戦いが続く。

 それより、もっと深刻なのは、日本が「全く違う国家」になってしまったことだ。

 12月16日、政府は戦後日本の安全保障体制を大きく変える閣議決定を断行した。

 「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」からなる防衛3文書の改定!

 国民の合意なく、国会での審議もなく、有識者会議の内部情報を隠して、防衛3文書を決定した。

 岸田政権は「国」を変えてしまった。

 頗る「おっちょこちょい」である。

 岸田さんは「反撃能力」「敵基地攻撃」で、日本は守れる!と勘違いしているのだ。

 確かに「敵基地攻撃」が戦略的に成功したことはある。

 「真珠湾攻撃」(Attack on Pearl Harbor)である。

 日本時間1941年(昭和16年)12月8日未明、日本海軍が、アメリカ合衆国のハワイ準州オアフ島真珠湾にあったアメリカ海軍の太平洋艦隊と基地に対し、奇襲攻撃を断行した。

 この戦いで、アメリカの戦死者は約2400人。「敵基地攻撃」は確かに成功した。

 しかし、これを機に始まった「戦争」で、日本人の約300万人が犠牲になった。

 「防衛3文書」の核になる「敵基地攻撃」は更なる「悲劇」を生むのだ。

 「おっちょこちょい」の岸田さんは戦争に「勝ち負け」があると勘違いしている。

 ウクライナ戦争で分かるように、現代の戦争には勝者も敗者もない!

 地上戦、空中戦、海上戦と戦場が明確だった時代とは根本的に違う。先進技術による誘導ミサイル攻撃、AIによる敵側兵士の特定、ドローン攻撃、サイバー攻撃、情報戦……戦争の形態はおよそ「異次元のもの」になった。

 敵を想定して、その敵地を攻撃するという「敵基地攻撃能力」は今や全く意味がない。

 敵基地攻撃は際限ない「狂気の沙汰」なのだ。

 今年は、我々は力を合わせ、何とか「被爆国・日本の軍拡」を止めなくてはならない。

 2023年を「新たな戦前」にしてはいけない。

 右翼的なネットをはじめ、新聞、テレビまで「好戦的」な雰囲気だが、我々は「専守防衛」を守り続けなければならない!

 今年も、小さな小さな「二代目日本魁新聞社」の正論を応援してくれ!

<何だか分からない今日の名文句>

戦争は「敗者」だけ! 

(次回のブログは1月5日更新)