何故か「先手」が全て勝った叡王戦。豊島将之と藤井聡太の力は互角だろう

 こんなに「将棋」が面白いとは知らなかった。

 13日は豊島将之叡王に藤井聡太王位・棋聖が挑戦した叡王戦五番勝負の第5局。

 途中、信用金庫の人がやって来た時間を除いて、一日中、ABEMAの中継。

 両者はこれまでに15回対戦があり、豊島叡王の9勝7敗。

 叡王戦では第1局と第3局を藤井君が、第2局と第4局を豊島さんが勝っていた。

 戦型は相掛かり、だった。

 素人には形成が分からないが、何やら、豊島さんの方が精神的に押され気味?攻めたり守ったり……

 何手目だったか忘れたが、攻め入っていた豊島さんの「銀」が撤退して、8筋に銀2枚が重たく残ってしまった。

 75手目の藤井君、味のいい「金」寄り。

 角筋を通し、4六をカバーしながら☗4五歩と突く攻め筋を作った。(こう書いても、何のことか分からない!と言われそうだが、他に適当な表現のないので……要するに、藤井君、「絶妙の手」を打ったのだ)

 この時、藤井が勝った!と確信した。

 予想通り、111手で豊島叡王を破った。

 藤井は強い。

 でも、この5番勝負。全て「先手」が勝っている。「先手」「後手」が変われば、勝敗が変わる。

 両者の通算の対戦成績は豊島さんの9勝8敗。

 テレビは「藤井圧勝」と伝えているが、二人の力は互角ではないのか?

 「強い棋士と指して、課題がたくさん見えてきた。勉強になった1局だった」と言ったそうだが、その豊島さん、10月8日に始まる竜王戦7番勝負で初防衛をかけ、藤井君と対戦する。

 頑張れ!  豊島!

 精神力の戦いだ。

<何だか分からない今日の名文句>

序盤戦は飛車より角?