新元号を電話で「新元号」を宮内庁→皇太子に知らせた安倍政権の「愚」

 「新元号」を皇太子は何時、どこで聞いたのか?

 その疑問に、昨日9日の夕刊フジの「オンナに言わせろ!」というコラムが応えてくれた。

 このコラム氏の取材によると、臨時閣議で新元号が決まると、官邸から宮内庁のもとに電話で連絡。「令和」の「字解き」「万葉集が出典」を知ると、長官は東宮御所に待機していた宮内庁次官に電話で、連絡。次長が皇太子に説明したという。

 新元号は、再三言うが「天皇の御代替り」で命名される「御代の名前」。天皇家のものだ。それは、憲法を超えた「歴史的事実」である。

 断って置くが、僕は右翼ではない。平和主義の日本国憲法を高く評価している。

 しかし、この日本国憲法があったとしても、新しい元号は 新しい天皇(皇太子)が決める。それは歴史的に続けられた「天皇家の歴史的最高儀式」の一つだからだ。

 本来ならば、元号は皇太子さまの御代の名前なのだから、皇太子さまが決め、『徳仁』とサインされるのが筋である。4月1日の時点で、皇太子さまはまだ天皇ではないため、国事行為である「署名」は出来ない。今上天皇が『明仁』とサインした。

 現憲法であっても、命名権は天皇家にある。内閣が決めたとしても、皇太子(次の天皇)が追認する形を取るのは当然だ。

 それを電話で知らせるなんて……余りに不謹慎ではないか!(僕と違って、夕刊フジのコラム氏は「慌ただしくも、こころのこもった新元号の伝達が行われていた」と評価している。でも、皇太子に「伝達」するーーなんて表現、おかしくないか?)

 天皇は「退位礼正殿の儀」に至る一連の神事は「宮廷費」(公費)ではなく、「内廷費」(私費)で行う!と宣言されている。

 「退位の神事」は天皇家の儀式!と主張されている。

 だと言うのに、安倍首相は天皇、皇太子を無視して「新元号」を「己の自慢話」にしている。

 なんという「愚」……右翼は、どう考えているのだろうか?

 

<何だか分からない今日の名文句>

「政教分離」を大切にする天皇家