「華為技術の娘、逮捕」と「ソフトバンクの通信障害」は無関係なの?

 ソフトバンクの通信障害に気づいたのは、12月6日午後3時ごろ、大須賀の通夜に向かう途中のカフェの中だった。

 アイパットが動かない。東京でも、たまに「圏外」ということもあるので、気にしなかったが、ソフトバンクの通信サービスは約4時間半にわたって全国的な通信障害を起こしていたらしい。

 しかも、世界11カ国で同じような「通信マヒ」が起こっていた。

 原因は「LTE基地局を制御する装置(エリクソン社開発の「SGSN–MME」)の不具合!」と発表された。しかも、人為的な「うっかりミス」だ!という。

 本当なのか?

 その前日、カナダ司法省が中国通信機器の大手、華為技術(ファーウェイ)の創業者の娘である孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)を逮捕していた。

 アメリカが経済制裁を科しているイランに製品を違法に輸出した疑いだそうだが、アメリカ当局がカナダに「創業者の娘」の拘束を強く要請していた。

 (アメリカの言いなりのカナダ。この国には国家主権が存在しないのか?甚だ、疑問だが)兎も角、逮捕をきっかけに米国株やアジア株は軒並み下落した。

 念のため「背景」を書いておけば

 ①ソフトバンクの孫社長はファーウェイ人脈と極めて親しい

 ②ソフトバンクは12月19日に上場予定。ところが、二つの出来事で、上場時の初値が「1500円」を下回る「懸念」が生じている。

 もともと、ファーウェイはアメリカの敵だった。国際連合から経済制裁を受けているイラクのサダム・フセイン政権やアフガニスタンのタリバン政権に通信機器を支援していた。イラン、シリア、北朝鮮などへも密かに、というか「公然」と輸出している。

 中国人民解放軍や中国共産党公安部門と癒着し、スパイ行為やサイバー攻撃のためのインフラを作っている疑いもある。

 その一方で、米国家安全保障局(NSA)が、華為技術本社のサーバーに侵入し、任正非最高経営責任者(CEO)らの通信を監視していた!という報道もある。

 中国VSアメリカのネット戦争はすでに始まっているのだ。

 ごくごく、素朴に疑ってしまう。

 「華為技術の娘、逮捕」と「ソフトバンクの通信障害」は無関係なのか?

 専門家は「簡単なミス」で片付けようとしているが……少なくとも「エリクソンをやめて、ファーウェイにしたら?」という“皮肉な見方”が出ている。

 時が経って「2018年12月6日の世界同時通信マヒ」の謎が明るみに出るだろう。

<何だか分からない今日の名文句>

日本は◯◯大臣で大丈夫?