同業他社を批判する勇気

 7月31日の朝日新聞。池上彰さんの「新聞ななめ読み  多様な意見伝えているか」を読んで、嬉しくなった。

 毎日新聞の7月27日夕刊の「牧太郎の大きな声では言えないが」で「『太鼓持ち』新聞社」と題し、大新聞の世論調査の「誘導設問」を批判したが、池上さんが、まったく、同じ意見を披露している。 理論構成も、書き方もソックリだ。

   問題の誘導設問は……

   「安全保障関連法案は、日本の平和と安全を確保し、国際社会への貢献を強化するために、自衛隊の活動を拡大するものです。こうした法律の整備に、賛成ですか、反対ですか」。

  僕は「見事な“お世辞”である。法案のプラス面だけを示した上で賛否を問う。少しでも安倍内閣が喜ぶ結果を引き出そうとする『太鼓持ち的誘導』としか、思えない」と書いたが、池上さんは「設問で答えを誘導していると言われても仕方ないでしょう」と書いている。

 僕は「✖️✖️新聞」と書いたが、池上さんは「読売新聞」とはっきり実名を挙げて書いている。

 親しい奴が「池上さんはお前のコラムを引用したんじゃないか?」と言うが、そんなことはない。「読売新聞」という実名を挙げたかどうかが、コラムの優劣を左右する。 池上さんはハッキリ実名を書いている。

 同業他社に遠慮した?と思われる僕の方が負けだろう。

 それにしても「世論調査のカラクリ」を書かいて良かった。 読売新聞社に対する「抗議の動き」に繋がれば、さらにハッピーなのだが。

  最近、NHKはおかしい。「戦争がしたくてウズウズしている権力者」の言いなりのようだ。

 これに、抗議する「NHK大包囲」デモが8月1日午後6時から始まった。

 「30代の女性」の呼びかけて、ツイッターで拡散。320人ぐらい集まった。ツイッターって、物凄い影響力?(メディアは「NHK大包囲」を無視したけど)

 ヘンなメディアに、日本人はハッキリ「NO!」と言わなければ……このままでは、日本は戦争に一直線だ。

 

<何だか分からない今日の名文句>

個人の発信力にメディアは負けるぞ!