森嶋幹夫、井崎脩五郎……の名文

 届いた日本記者クラブ会報。裏表紙「写真回廊」に、綺麗な綺麗な、でも、ちょっと涙ぐんだ浅田真央の「笑顔」が載っている。(朝日新聞写真部・飯塚晋一さんの作品)
 ソチ五輪。フリーの演技を終えた時の写真。何度も何度も、この場面は見ているが、この写真では、聞こえない筈の「真央の声」が微かに聞こえるような気がする。
 「プロの写真」は違うんだ。
 で、その下の「写真説明のようなミニコラム」を読んだら、これがまた、名文。
 ジャネット・リンのことから始めている。
 札幌五輪。リンは尻餅をついた。銅だった。でも、笑みを忘れなかった。 その「笑顔」と比べている。
 誰が、書いたのかな?と思っていたら「森嶋幹夫」ではないか!
 彼は、政治部時代に二人三脚で働いた同志。でも、文章はイマイチ、と思っていたが……誤解だった。
 いつ、こんなに上手になったんだ?!
 論説副委員長で「硬派の記事」ばかり書いていたが……これは、同業者をも唸らせる「軟派の名文」だ。
 退社後、有名な私立学校で、作文を教えていると聞いていたが、先生になると「腕」が上がるのかな?(笑) 近く、一杯飲みに行こう!
 サンデー毎日の潟永秀一郎君の「編集長後記」も、今週は名文だった。「名文」と言うより、説得力があった。淡々と書いている。彼、時々、ハラハラさせるが(笑)。
 僕も経験があるが、テレビのコメンテーターになると「結論から入る殺法」が身に付いてしまい、本職の作品が駄文になってしまう。
 素直に書けば、名文になる。
 秀逸は、井崎脩五郎の「予想上手に馬券ベタ」。上手すぎる。
 今週の「競馬の神様・大川慶次郎さんに教えてもらった睡眠を十分とることの重要性」。
 マクラに使う「温泉旅館での大川さんとのやり取り」。実に手慣れている。
 この人には、敵わない。
 さて、昨日(3月17日)昼頃、4人の仲間から次々に「ブログが開かない」という苦情。
 確かに開いていない。ジュニアに直して貰ったが……何かの手違い?
  ごめんなさい。

<何だか分からない今日の名文句>
いくら書いても、届かなければゼロ点!