麻生「ナチスの手口」発言の真意

 朝鮮日報、東亜日報と合わせ「朝・中・東」と言われる韓国の日刊紙「中央日報」。麻生さんの「ナチスの手口」発言を報じている。
 「“妄言製造機”として有名な日本の麻生太郎副総理がまた“事故”を起こした。今回はナチスの手口を学んで改憲しようという妄言を吐いた」という書き出し。
 麻生さんは、29日夜、国家基本問題研究所が主催した講演会で、第2次世界大戦前のナチス政権時代に関連して「ドイツのワイマール憲法はいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか」と話したという。
 日本のメディアでは(日刊ゲンダイなどが報じているが)それほど話題になっていない。
 しかし、本当なら、世界から誤解を受ける発言ではないだろうか?
 麻生さんは「憲法改正は喧騒の中で、決めないで欲しい」と言い続けているが、その真意が分からない。
 日本のメデイアが「その真意」を聞くべきではないか。
 因みに、 ワイマール憲法は現代的憲法の最初で、「最も理想的だった憲法」と呼ばれていたが、ナチスのアドルフ・ヒトラーは1933年に首相になった後、これを無力化している。
 さて、31日は、野暮用を片付け、夜、JR浅草橋駅近くの「浜ちゃん」で、大阪から来た同僚記者と一杯。
 愉快な昔ばなし。深刻な雑誌不況の話。それに加えて「集団的自衛権は是か否か」の議論。
 この問題では、公明党の山口さんが訪米した後、何と言うか?が差し迫ったテーマ、と言うのが「平和担当記者」の彼の意見だった。
 さて、今日から8月。花火の季節。「これまで経験のない大雨」が再び、ないことを祈る。

<何だか 分からない今日の名文句>
「舌禍」を見過ごす「舌禍」