夕刊紙戦争!渡辺淳一「愛ふたたび」スタート

 高原のコンビニに夕刊フジ、日刊ゲンダイが届くのは午後7時。
 決まって買いにくる別荘族がいるらしく、翌朝、買いに行くとなくなっている。それで、午後8時頃、小雨の中、買いに行った。
 2紙とも、同じような紙面を作るので、旅先のコンビニで、同じ新聞を2枚買ってしまうことがある。注意しなければならないが、このところ、両極端の紙面を作っているので一目瞭然。
 夕刊フジは「反小沢」、日刊ゲンダイはもちろん「小沢ご用新聞」である。
 9日の夕刊フジは「小沢新党 当落予想 6割減」。新党には、9日時点で衆院37人、 参院12人、計49人が参加する予定だが世論調査で8割以上が「期待しない」。政治評論家の小林吉弥氏が選挙区を持つ新党参加予定者について、次期衆院選と次期参院選の当落予測をしたところ、衆院議員の約半数、 参院議員の約7割、計6割近くが落選危機にある……といった調子。
 日刊ゲンダイは? と言えば……「民主党“離党予備軍”50人 小沢新党勢力拡大」
 50人前後でのスタートになるが、さらに人数が増えるのは間違いない。民主党内の“離党予備軍”は膨張しつづけ、離党者は最終的には100人規模に拡大しそうな状況なのだ……と書いた。
 どちらも“思い入れ”たっぷりだが、両極端の紙面が商売になるのだろう。
 反小沢の週刊現代に対抗して、週刊ポストが「小沢命」の紙面を作るのと似ている。
 大新聞(東京新聞、産経新聞を除けば)、ほとんど同じスタンス。だから売れない?
 10日、毎日新聞夕刊コラム「牧太郎の大きな声では言えないが」は「大新聞批判」を展開したが「新聞なんて読まない!」という“見出し”が刺激的! という指摘で、考えた末「友人に叱られた」と変えた。
 所属する組織を批判して、なお、その組織を立て直そうとし、自ら生き残るのは至難の技だ。
 そうそう、日刊ゲンダイは(幾つかの地方紙と同時に)10日から渡辺淳一作、唐仁原教久・画による長編「愛ふたたび」をスタートさせる。
 雅号・気楽堂の名を持つ整形外科医が迎えた70代。心と、セックスの黄金期を描くらしい。希代の色懺悔作家、「失楽園」の大ヒットを思い出す。単行本になったら、100万部再び?
 70歳の愛。60ウン歳の当方、もっと元気にならなくては(笑)

<何だか分からない今日の名文句>
老いてこそ多彩