韓流「プレジデント」は小沢政変に似てるけど

 ここ数日間、韓国ドラマ「プレジデント」に夢中になっている。
 「海神」「太祖王建」で主役を演じた「視聴率オトコ」チェ・スジョンの主演。何しろ、テンポが速い。
 ソウル大出身で兄チャン・イルドと共に「兄弟スパイ団」事件にかかわって服役した前歴があるチャン・イルジュン。
 兄チャン・イルドの死刑執行後、ドイツへ留学、留学当時に出会ったチョ・ソヒと結婚してソンミンとセビンの二人の子供を持った。
 民主化闘士であり”財閥家の婿”として世間から「コウモリ」と言われている主人公。カリスマあふれる弁舌で、大統領候補選出を3カ月後に控え、未来党から 出馬宣言する。
 同じ頃、ソウルから離れた島でガス爆発事故が起き1人の女性が死亡する。その事件とイルジュンの出馬宣言に関係があると考える者は、まだ誰もいないのだが……。
といったストーリーだ。全26回。今、22回を見終わった。
 権力闘争の裏側。汚職。不正献金、盗聴。ありとあらゆる陰謀の数々。
 そして、愛人、隠し子……何やら、日本の「小沢政変」に似ている。
 でも、韓国ドラマの方がスケールが大きい。野望に燃え、自ら、権謀術数に走る主人公だが、その目指すところは「祖国の未来」。大義がある。
 何やら、増税と原発を「選挙の道具」にするグループとは違う。
 もっとも、韓国の政治の低レベル化は「日本以上」らしいから、ドラマはある意味で「綺麗事」かも知れないが……ともかく、低レベルの政局ゴッコに飽きたら「プレジデント」を楽しんだら。
 さて、4日は午前中、筋トレ、昼、執筆。夕方、JRA経営委員会の打ち合わせ。夜、競馬仲間と会食。深夜というより、朝まで「プレジデント」。
 結構、真夏の陽気だが元気だ。

<何だか分からない今日の名文句>
大和魂なき政局