“スキャンダル隠し”に「政局」を利用する小沢

 変わらず、政治記事は「小沢」に翻弄されている。あたかも、小沢さんが政局の主導権を握っているかのように書いている新聞まである。
 追い詰められているのは、小沢さんだろう。
 もともと増税派だった小沢さんが「消費税増税」に反対する。もともと、原発推進派だった小沢さんが「再稼働」に反対する。
 どれもこれも、私利私欲のために「増税」「原発」を利用しているだけだ。
 その上「政局」を自らの“スキャンダル隠し”に使っている。
 例の週刊文春の「小沢一郎 妻からの離縁状」を新聞もテレビもほとんど“後追い”しないのは、小沢陣営が「アレを書くなら、この政局では、オタクの取材を拒否する」と暗に陽に脅しているからだ。
 離縁状には「放射能が怖くて、地元に帰らなかった」「京都から出馬する計画」など、これを知れば「小沢人気」は地に落ちる話ばかりだ。
 落選するかも知れない。
 今、小沢さんが一番、心配しているのは増税でもなければ、原発でもない。民主党でもないし、もちろん政界再編でもない。
 自分の選挙のことだけだ!
 「ウブな新人議員」を集めて「政局」の主導権を握っている、と見せかけて、臆病な大新聞、テレビを脅かして延命を図る。
 こんな政治家に翻弄される政治ジャーナリズム。ああ、情けない。

<何だか分からない今日の名文句>
妻に「勇気」があるのに、他人の記者に「勇気」なし