「五公五民」じゃないけど「時給10円」では(JA全農があっても)日本から農村が無くなるぞ!

 千葉県の実家から離れ、都内でアパートを借り「自立」を目指した孫。頑張っている。

 米の価格がべら棒に高い!と聞いたので、29日、彼にコメを送ってやることにした。

 売り場を見ると……5キロが5500円ぐらい。6000円以上というのもある。異常な高値だ。

 政府が「備蓄米」を出しても、何故か。高値は続く。

 備蓄米の9割以上を落札したJA全農は、1ヶ月以上経っても、その24%しか卸売業者に出荷していない。    

 遅れの要因を配送トラックの手配と精米に時間がかかる!と説明するが……本当なのか?

 JA全農から備蓄米を買い付け精米している全農パールライスは「備蓄米の精米が遅れている事実はない」と話している。

 誰かが、儲けている。

 農家は儲けるどころか、苦しんでいる。

 そう言えば、江戸時代は「五公五民」だった。

 領主が収穫米の5割を年貢として徴収し、残りの5割を農民が保有する。(江戸時代初期は四公六民。徳川吉宗の享保の改革以降、五公五民)

 その江戸時代の「農家イジメ」より悪い「知恵がない農政」が続いている。

 今の農家は「時給10円」!本当だとすればまるで「暗黒時代」じゃないか?

 誰かが儲け、生産者は貧乏になり、消費者は……。

 29日に誕生日を迎えた長男にもコメを送った。

<何だか分からない今日の名文句>

江戸時代の租税のうち、

大部分は武士の生活費!