スイカを食べながらサンデー毎日を読む

 冷えたスイカが食べたくなった。
 緑と黒の模様がハッキリしているのが欲しい。つるのヘタが付いていて、凹みがハッキリしているのが欲しい。
 間違いなく甘いからだ。
 スイカはアフリカのカラハリ砂漠の原産だというが、だから「のどの渇き」を癒すのだろう。
 7月も、今日で終わり。
 ちょっと食欲がなくて、朝飯はコンビニで買ったスイカで済ませた。
 スイカを食べながら、サンデー毎日の今週号を隅から隅まで、読んでみた。
 始めは、何時ものように、潟永秀一郎の編集長後記から。
 本誌連載小説「東京會舘とわたし」の作者・辻村深月さん、イラストの佐伯佳美さんに同行し、會舘のメインバー・バーロッシニを訪ねた。小説で描かれるカクテルの味を知る取材。(中略)
 伝統の味を順に4杯。「會舘ジンフィズ」はマッカーサーも愛した味。「ブルショット」はレストランのコンソメスープとのランデブー。ドライなドライな「マティーニ」がきりり。締めはフレッシュオレンジもシェークした「サイドカー」……。
 と、書いている。
 潟永クン、最近、「余裕」がある。
 紙面の評判が良い。
 「大学合格ものはお得意だが、就職ものも商売になるぞ!」とアドバイスしたら、半年がかりで「就活もサンデー」の特集が実現した。
 今週は第3弾。総力調査 全国558大学「就職率」で分かる!
 ジワジワっと「部数」に結びついていくだろう。
 週刊誌氷河期。
 どれもこれも、部数を減らし、週刊朝日も「休刊」を検討している、と聞いたこともある。
 サンデー毎日も苦しいはず。
 でも「サンデーが無いと、生きる楽しみがなくなる」と訴える昔からファンが沢山いる。
 頑張れ! サンデー毎日の仲間!
 この8月が正念場だ!
 来週の夏の合併号のデキに掛かっている。
 潟永クンの今週の編集長後記の終わりは……
 「(東京)會舘は来年1月、建て替えのためいったん閉じる。この佇まいも残り半年。小説の世界を知りたい方はそれまでにぜひ」と結んでいる。
 週刊誌には「休み」がない。開店しながら「建て替える」。
 是非、新しいサンデー毎日を読んでくれ!

<何だか分からない今日の名文句>
暑さを忘れる週刊誌!