深化する「対米従属」

 失礼ながら、自民党も公明党も「幼い」。バカだ!間抜けだ!
 安倍政権の安全保障政策は、安倍さんが言う「戦後レジュームからの脱却」というテーマと全く懸け離れている。それに気づかないのは、バカだ。マヌケだ。
 軍事費削減、国民の嫌戦気分に苦しむアメリカはもはや、その世界戦略を実行出来なくなりつつある。
 そこで、アメリカの軍事力を補完するため、自衛隊を使おうとするのが、安倍政権の安全保障である。
 対米従属から脱却する、と言いながら、安倍さんは、尚一層、対米従属を深化させる。
 しかも、自衛隊員の犠牲を払って……。
 日本は(今以上に)本格的な「アメリカの奴隷」になってしまう。
 これは「反・戦後レジュームからの脱却」である。
 そんな単純な図式に、バカな自民党も、バカな公明党も気づかない。
 その支離滅裂に気づかない。
 無教養な、お坊ちゃんの安倍さんが勘違いしているのは、もはや仕方ないが……その「オッチョコチョイ政策」に加担する「公明党(=創価学会)」の馬鹿さ加減にはびっくりする。
 自民、公明両党は18日、安全保障法制の関連法案の骨格で実質合意したそうだが、公明党は、行く行く「戦争犯罪人」の汚名を背負うことになる。
 本来なら、今こそ政権離脱!が本筋だ。
 その「単純な矛盾」を大新聞まで指摘しない。
 大新聞も、バカだ、マヌケだ。
 さて、19日朝、韓国ドラマ「インス大妃」(全60話)を見終わった。
 癸酉靖難(ケユジョンナン)。
 李氏朝鮮の第6代国王端宗の即位1年後の1453年10月に、幼い国王の叔父にあたる首陽大君(のちの世祖)が、皇甫仁、金宗瑞らの顧命大臣を殺害して政権を奪取したクーデター事件。
 その事件の首謀者・首陽大君の倅に嫁いだインスの物語。
 「お義父さん、私を大妃にして下さい」。
 女性という身分でありながら、王朝を支配した実在の人物である。
 後半、インスの孫が暴君になるあたり、ちょっと「今の日本」に似ている(笑)

<何だか分からない今日の名文句>
共産党の野坂参三が
「戦争には良い戦争と悪い戦争がある。
自衛の軍隊があっても良いじゃないか?」
と(憲法国会で)言った時、
吉田茂は
「戦争は全部ダメだ」と応えた。
これが美しい国の保守本流だ!