パナマ文書に登場した「内堀和也」さんはどんな人?

 10日未明、公開されたパナマ文書に「内堀和雄」さん関連の法人がある!というので「その筋」で話題になっている。

 「内堀和雄」さんは神奈川県川崎市に本部を置く暴力団・山川一家の三代目総長。その上部団体にあたる指定暴力団・稲川会の理事長。稲川会ナンバー2の大親分である。

 噂では、慶応大学卒(早稲田大学卒という説もある)のインテリ。銀行員だったという説もあるが、とにかく、経済に明るい。

 2013年、米財務省は「Uchibori,Kazuo」を国外の著しい犯罪組織とその支持者であるとして、国際緊急経済権限法・大統領令13581号に基づき、米国司法権の及ぶ範囲の資産凍結、米国民との取引禁止させる制裁対象とした。世界的にも知られた「金持ち」らしい。

 この人物には「その筋」で注目されたエピソードがある。

 ある日、稲川会最高幹部らが談笑をしているところに、稲川英希本部長がボディーガードを引き連れ現れた。

 稲川英希本部長は稲川会初代・稲川角二の実孫。熱海を縄張りにする三代目稲川一家総長である。

 彼に気付いた内堀和也(当時、理事長補佐)が、「おぅ、若」と呼んだところ、稲川英希が内堀を拳で殴打した。「俺は若じゃねぇ、本部長だ」と怒鳴った。

 殴られて憤慨した内堀理事長補佐は親しい六代目山口組若頭、高山清司二代目弘道会会長に相談。弘道会のヒットマンが熱海に潜伏したらしい。

 ヤクザ映画のようだ。

 そんなこともあって、彼は 六代目山口組系二代目弘道会の若頭・竹内照明と五分の兄弟盃を交わしている。

 6代目山口組VS神戸山口組のイザコザの行方にも「内堀理事長」の動向が注目されているのは、こんな事件があったから?

 ともかく「内堀関連法人」を調査すると、タックスヘイブンの仕組みがよく分かるはず。

<何だか分からない今日の名文句>

パナマ文書ヤクザ外伝