「真実であっても書かないことがある!」と木戸湊先輩は教えてくれた。

5日、東京新聞で「木戸湊」先輩の訃報を読んだ。

 木戸さんは毎日新聞社常務取締役主筆だった大先輩。去年12月26日、老衰のため死去。86歳。

 思い出がある。

 ある女性演歌歌手の生き様を連載で描こう!と木戸主筆に相談した時である。

 彼女の物語の中心は「母親との関係」「某作家との出会い」と思っていたが、木戸さんは「大作家を悪く描くのは許さない」というのだ。

 悪く書くつもりはないけど……確かに、人間の一生は「見方によって全く違う」。

 連載をやらなかった。やめて良かった!と今でも思う。

 別の主筆から「宗教の自由の観点から<オウム真理教の狂気>はやめろ!」と言われたが、その時は断行した。

 今でも、連載を続けて良かった!と思っている。

 書くべきか? 止めるべきか? いつも難しい選択だ。

 <何だか分からない今日の名文句>

 「グリコ森永事件」で、

 木戸記者は先頭にいた!