ブッシュのお陰で「地球温暖化」は?
 暖冬である。雪が降らない。上越も、長野もスキー場は商売にならない。その代わりに、冬季閉鎖のゴルフ場が今年は一年中オープンということにもなりそうだ。

 40年前に群馬県から軽井沢へと嫁いできたという奥さんの話。「群馬県も赤城おろしで結構寒かったんですが、軽井沢は特別寒かった。その頃、寒の入りは、最低気温-20度。寒くて寒くて、コタツから出ることが出来なかった。それが、いつの間にか-10度になり、今年などはマイナスがない。雪が本格的に降ったのは一度だけ。屋根から自然に雪が溶けて‥‥雪掻きなんて必要がない」

 豪雪と言われた去年も、飯田など長野県の北部は積もったが、軽井沢の雪はそれほど降らなかった。「桜も早く咲くだろうし、暑いんじゃない」。日本一の避暑地も「暑い夏」を心配している。

 世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が28日、閉幕した。予想した通り、地球温暖化問題に関心が集中した。温暖化防止の国際ルール「京都議定書」から米国が離脱した01年以降、国際社会は温暖化対策の「推進派」と「消極派」に分裂した。ところが、この1、2年、アメリカは異常気象。アメリカ人たちに「温暖化の不安」が忍び込んできた。ブッシュ米大統領も一般教書演説で「気候変動に立ち向かう姿勢」を強調せざるを得なかった。だからダボス会議は一転して「地球温暖化の会議」。

 しかし、ハッキリ言えば、世界の「温暖化対策」が大幅に遅れたのは、ブッシュ大統領の責任である。ブッシュさんは誤まったイラク政策で、何万人の命を奪ったが、これと匹敵する失敗を繰り返した。京都議定書から離脱した罪は重い。温暖化自体を「科学的に不確実」と無視して、エネルギー最優先の道を選んだ。ブッシュさんは非科学的な指導者だ。ハリケーンや竜巻、干ばつ、洪水、熱波、寒波。自然災害は劇的な規模でやって来る。ブッシュさん(に代表されるアメリカ人)はハリケーン・カトリーナがやって来て、初めて「温暖化の恐れ」を知った。時代遅れの大統領である。

 事あるごとに訴えているが、その被科学的な、時代遅れの、石油馬鹿のブッシュ大統領に、何から何まで追随した小泉・自民党も同罪である。同盟国として京都議定書離脱に猛反対すべきだった。

 ここで、改めて書く必要はないけれど、地球の温度は400~500年ごとに上下する。上下1・5℃の範囲で、温暖化または寒冷化といった形で上下する。15世紀からは比較的寒冷な期間(小氷期)が続いていたが、19世紀後半から、地球の平均気温は過去に例を見ないような急激な上昇を示した。

 その原因は、大気中の温室効果ガスである二酸化炭素が短期間で急激に増え、その濃度が産業革命以前の0・028%から0・037%にまで上昇したためである。これは定説である。

 これまでの基本的な科学知識や観測を基にした「気候モデル」によれば、1990年から2100年にかけて気温は1・4~5・8℃上昇する。現実に氷が解けて、島が沈没する。どうしら良いのか。孫の時代、曾孫の時代、どうするのか?

 頼りにならない自民党。五十歩百歩の民主党。そんな閉塞の政治状況に我慢できない国民が新党を求めている、という説が俄かに表面化している。「そのまんま東ショック」がそうされるのか。緊張感は良い事だ。新しい政治指導者に求めたいのは「地球規模の環境」だろう。と、言うより、差し迫った東京都知事選では、争点の一つにするべきだ。

 29日は午前中「おけら街道」を書いて、あとは勉強。週末に「JREAST」を書いておいたので、ゆったりとした一日だった。

<何だか分からない今日の名文句>

アルプスが白いベレー帽になっちゃった


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