今、チベット自治州がキナ臭い
 つい忘れてしまうことがある。例えば、去年の今ごろ、北京オリンピックの聖火リレーが行われようとした頃、チベットで暴動が起こった。中国の人権無視! と世界が注目した。日本での聖火リレーも危ない・・・なんて言われたが「その後のチベット」はほとんどフォローされていない。人の噂も75日?

 あれから約1年。新華社通信が17日「四川省のチベット人居住地域で爆弾テロが発生した」と小さく報じた。四川省のチベット人居住地域の甘孜(カンゼ)自治州政府庁舎で16日未明、爆弾テロが発生。死傷者が出なかったので、ほとんどメディアは気にも止めていないが、甘孜は昨年3月14日にチベット自治区ラサで流血事態となった分離独立デモを支持する土地柄である。

 22日になって、今度は中国青海省ゴログ・チベット族自治州で、チベット仏教の僧侶約百人を含む数百人が地元の警察署と政府庁舎を襲撃、政府職員数人が軽傷を負う事件が起こった。

 ことの発端は・・・ダライ・ラマ14世がインドに亡命した「チベット動乱」から50年の3月10日、僧侶たちが寺院に掲げられていた中国国旗を降ろし、チベットの旗を掲揚した。

 実は中国共産党政権は「50年前」チベット自治区の統治権を確立した日と位置づけている。3月28日を「農奴解放記念日」と制定して、ことしは特にメディアを使って「共産党がチベットを民主化した」と盛んにキャンペーンしている。

 この宣伝は逆にチベット民衆の反発を呼んでいる。その現れの一つが「青海省のチベット旗事件」である。

 その寺院は封鎖され、当局は首謀者を追及した。21日、警察の追及を逃れた若い僧侶が黄河に飛び込み、自殺を図った。(生死は不明)。これに抗議した群衆が警察に押し寄せたという流れである。

 当局は逮捕者6人、自首したもの89人で「鎮圧された」と発表しているが・・・昨年はチベット自治区ラサでデモ行進をした僧侶らが拘束され、他の僧侶が釈放を求めたことから大規模な暴動が発生している。今回の動きと構図が似ている。何やら、キナ臭い。

 中国では「世界同時経済危機で仕事を奪われた人々が暴動を起こしている」というウワサが流れているが、その真相が分からない。その半面、中国の富裕層はアメリカの「差し押さえ不動産ツアー」に参加しているというニュースが意図的に? 流されている。豊かな国なのか。極貧の国なのか? どうなっているんだろう。

 中国は「格差」と人権無視の大国なのだろうか? だとすれば、・・・日本のメディアは(誰も)「中国の不思議」を言わないけれど・・・とにかく、中国はキナ臭いのだ。

 さて、間もなく始まる日本VS韓国のWBC決勝戦。20日のブログ「カストロは慧眼?」で、カストロが「これはアメリカの陰謀だ! 一番、強い韓国、キューバ、日本を同じ組で闘わせ、互いがつぶし合いさせる!」と怒った、と書いたが、カストロの言う通りになった。

 強いのはアメリカではなく、日本、韓国、キューバなのだ。日本、韓国、どっちが勝ってもおかしくない。

 さて、これも数時間後に小沢秘書を起訴? 小沢さん、どうする? 民主党は世論を甘く見ると・・・?

<何だか分からない今日の名文句>

A wonder lasts but nine days


| 牧太郎 | 09:59 | comments (x) | trackback (x) | 編集長ヘッドライン日記 |
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