お勧め本「ニッポン競馬のからくり」
 馬鹿馬鹿しい「お坊ちゃん政治」に飽き飽きして、2日は朝から、マイケルの「仰天遺書」をお勉強。サンデー毎日「青い空 白い雲」のネタにしようと書き始めたのだが・・・そのうちにウトウト。気がつけば午後2時40分。慌ててJRA経営委員会に出席するためタクシーを飛ばす。辛うじて遅刻しなかった。

 経営委員の面々は(僕を除いて)日本を動かしている人たち。遅刻したら罰が当たる。だから、必ず、定刻に出席するようにしているのだが・・・敵は「よふかし」である。

 終わって、事務局から競馬本をいただいた。「世界中が知りたがっている ニッポン競馬のからくり」。JRA職員の増田知之さんが書かれたものだ。(東邦出版 定価1429円+税)

 仕事場に戻って、読み出したら、これが、めっちゃおもしろい。エッセイ風だが、通読すると「競馬の全部」が分かる仕組みになっている。(僕は一番、感激したのは、詩人・志摩直人さんのこと)。

 競馬番組が作られる裏側もおもしろい。これ一冊で「通」になれる。(題名に「からくり」という表現があるので「たくらみ」のような暗いイメージがあるが・・・むしろ暖かい)

 内容は・・・第1章 競馬の愉しみ/第2章 競馬の国際交流/第3章 番組企画室の現場から/第4章 英国競馬スピリット/第5章 ニッポン競馬のかたち/終章 岳父 野平祐二の思い出。(筆者の奥さんが野平さん)

 増田さんは昭和31年、京都市生まれ。大阪外国語大学卒業後、昭和54年日本中央競馬会入会して、主に番組企画、国際関係を手がけたが、栗東トレーニングセンターに勤務したり、ロンドン駐在員事務所所長になったり「生き字引」の一人だろう。競馬ファン、必読の名書だ。(ただ一つだけ、彼と印象が違うのは、JRAの事務所がある六本木ヒルズに関する記述である。確かに、筆者が言うとおり「六本木ヒルズは銭ゲバ的企業活動の舞台」だが、JRAの事務所が当地に移転したのは、城山ヒルズの賃料が高く、少しでも倹約してファンサービスに回そうと考え、移転した経緯がある。当時、僕は競馬運営委員として、当時のご苦労を知っている。その後、比較的安いエリアに、ホリエモンら「虚業の輩」が進出した。JRAは断じて銭ゲラのような存在ではない)

 ともかく「ニッポン競馬のからくり」はおもしろい。競馬記者はもちろん、ファン必読の一冊。ついつい、最後まで読んで未明まで。それから、今、締め切り寸前の「サンデー毎日」を書き出したら・・・またウトウト。敵は「よふかし」である。

<何だか分からない今日の名文句>

「よふかし」に勝てる妙薬なし


| 牧太郎 | 09:37 | comments (x) | trackback (x) | 編集長ヘッドライン日記 |
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