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2005年新年企画 2005.1.11

天  鶏日の屋根白くして空蒼し

<尚々>


地  山古志の太郎眠らせ雪降らす

<TOPPO>


人  ゆつくりと猫あくびして春動く

<弓人>



天の尚々さんの作品、まさに今年の1月1日にふさわしい一句です。「鶏日」とは、「鶏旦」(けいたん)ともいい、1月1日のことです。1日から7日まではいろいろな動物をあてはめ、1日が鶏、7日が人の日に当たります。昨年末、全国のあちらこちらで降り出した雪は、屋根を真っ白に染め上げました。明けて1月1日は、雲ひとつない青空。尚々さんは東京にお住まいのようですが、今年の東京のお正月は、まさにこの句のとおりでした。実に色彩が鮮やかで、おめでたい句です。気持ちよく晴れ渡った風景がよく見えますね。おめでとうございます。<TOPPO>さんの作品は、原句「山古志の太郎眠らせ雪やまず」を少し直しました。

【天地人のほかに、以下の9句が最終選考に残りました】

 1)良きことの隠れてゐたり白葉牡丹  <山法師>

     原句は「良きことの隠れてゐさふ白葉牡丹」

 2)七草の生まれの母は古稀となり  <扇風>

 3)叩きたる囃し言葉よ芹なづな  <たまご>

 4)風に乗り風に向かひし奴凧 <すみれ>

     原句は「風に乗り風に向かいて揚がり凧」

 5)軽やかに耳より覚めし初雀 <おだまき>

 6)筆勢に覇気のみなぎる賀状かな <萌>

 7)鶏鳴のいづくにありや初御空 <美加>

     原句は「鶏鳴の何処にありや初御空」

 8)クッキーのハート型なり夢はじめ <千絵>

 9)獅子舞に泣く子のをりてまた笑ふ <悠>



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