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第15巻埋字しりとり8句目 2004.8.03
地に沈む曳き子の脚や山車飾り
<たぬき囃>
「地に沈む」という上五の表現がとてもいいですね。一生懸命に祭山車を曳いている子供。その子供にとっては、とっても重い山車なのです。「地に沈む」に、その様子がよく出ています。子供たちの頭の上では、きらきらと「山車飾り」が太陽に揺れています。
【寒太俳句噺(98)】
東京生まれの首相まだ無し荒神輿 <馬人>
俳人同士の真剣な句会もいいが、他のジャンルの人たちとの遊びの句会も楽しい。落語家、小説家、マンガ家、女優など、さまざまな人たちとの句会は、また気がおけなくていいものである。めったに他ジャンルの人たちと交わる機会の少ない私にとっては、月に一度の心のオアシスにもなる。先日は、ひょっこり野末珍平さんがみえた。浅草の老舗のドラ焼きを提げて・・・。
さて、第15巻・8句目のお題「飾」の選考経過です。
最終選考に残った句には★、ほかに◎、○、無印、の4種で、予選結果を掲げます。
○1)水馬姿も動きも飾りなく <寿々女>
2)飾らない性格が好き茄子を煮る <ぱろぱろ>
◎3)耳飾はずしプールの人となる <茜>
○4)飾り羽見てよとばかり夏の鳥 <青い鳥>
○5)明易のステンドガラス飾り窓 <千絵>
○6)飾り気の全く無くて夏女 <尚々>
○7)飾られし写眞のひとや秋隣 <TOPPO>
8)風鈴の耳飾り揺れ夕風や <風太>
9)飾り棚笑みし写真へ西日かな <幸作>
○10)何ひとつ飾らずに来て心太 <emio>
★11)地に沈む曳き子の脚や山車飾り <たぬき囃>
◎12)円空の飾らぬ彫りや仏微笑む <悠>
13)大花火の最後を飾るナイヤガラ <三和奴>
14)隅田川水面を飾る花火舟 <弓人>
○15)飾る語を削りに削りつくつくし <あや>
○16)葛飾や両岸競ふ蝉時雨 <五十雀>
17)シャンシャンシャン飾り馬行く夏祭り <釣人>
◎18)夏星や片方失せし耳飾り <美加>
○19)竹たわむ七夕飾りの夢あまた <ゆらぎ>
20)八朔を飾る熊野路根の国へ <たまご>
21)可愛げも飾り気もなし夏の恋 <稚笑>
22)三伏や飾言忘れ本音吐く <おだまき>
○23)帰省子の携帯置かれし飾り棚 <飯吻>
24)足の爪飾り残りの暑さかな <四度>
25)夏休みきらりと銀の耳飾 <桃桜>
○26)身の内に向日葵飾り介護の日 <山法師>
以上、選出句は26句でした。
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