2004年 新年企画「猿・申」 選句
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2004年 新年企画「自由句」 選句
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【評】
あけましておめでとうございます。
年末年始にはたくさんのご投句をいただき、ありがとうございました。どの句もいい句でした。謹んで選句させていただきました。「猿・申」を詠み込んだ句、そして自由句のなかから、それぞれ天・地・人の句を選び、寸評を添えてみました。なお、少し直した句もあります。
あんさん=「猿のまぶた」にリアリティがあり、また「冬ざくら」との対照がいいですね。
青空さん=「とび出でし」の勢いが新年にふさわしいですね。現代的な句になりました。
美加さん=「冬座敷」の止めが、正月らしい静けさを伝えています。中7の切れもいいですね。
保母 保さん=遠景と近景の構図、雪嶺の白と、どんど火の赤、それぞれの色の対照がくっきりと見えてきます。
きらきら星さん=この塾を象徴しているような、好感のもてるいい句です。
TOPPOさん=中7の「音なき夢」が、いかにも初夢らしいですね。「醒めにけり」に平安があります。<塾長・石寒太>
2004年の新年企画「猿・申」の佳作5句
1)写メールに乗せて平安申の年 <ゆらぎ>
*原句は「写メールに乗せて平安初日の出」2)「お」の字にも猿丸大夫歌がるた <四度>
*原句は「おの字にも猿丸大夫と歌がるた」3)忘れゐし土鈴を申に置き換えし <尚々>
*原句は「忘れいし土鈴を申に置き換える」4)力作の猿の微笑み年賀状 <稚笑>
*原句は「年賀状力作の猿微笑めり」5)古書店に「猿蓑」積まれ五日かな <信天翁>
*原句は「古書市に「猿蓑」積まれ五日かな」
2004年の新年企画自由句の佳作21句
6)冬木立伸びゆく先の希望かな <ぱろぱろ>
*原句は「長老の指図左義長整ふる」
7)女生徒の訪問キャロル病棟へ <山法師>
8)母の声少し眠たげ初電話 <青空>
9)長老の指図左義長整ひし <千絵>10)客帰りふつと四日の月のぼり <瑞葉>
*原句は「客帰りふと四日の月があり」11)初髪の人擦れ違ふ佳き日かな <他石>
*原句は「長閑さも一日となりぬ初仕事」
12)長閑さの一日となれり初仕事 <ルナ>13)一瞬の宇宙を見たり初詣 <寿々女>
*原句は「一瞬の宇宙を見るや初詣」14)冬芽見て血圧計に腕とおす <千恵子>
*原句は「冬芽見る血圧計に腕とおす」15)てっちりやフグの口つき真似てをり <DORA>
*原句は「てっちりやフグの口つき真似て食う」16)のし餅を総出で切りし一日かな <悠>
*原句は「父母のいよいよ健に年酒酌む」
17)天を指しつんと背伸びの福寿草 <飯吻>
18)ぽっぺんを女の吹きし越乃梅 <たまご>
19)父母のいよよ健やか年酒酌む <麦秋>20)松の樹の下の家なり年飾り <かめ>
*原句は「松の樹の下の家なる年飾り」21)初陽浴び一羽遅れし鴨の陣 <風太>
*原句は「初陽浴び遅れて一羽鴨の群れ」22)窓開けて初日拝みしふたりかな <青い鳥>
*原句は「窓開けて初日を拝む2人かな」23)何事も初の付きしや年始め <sikinodesi>
*原句は「何事も初が付しや年始め」24)新春の夕陽に染まり雀かな <桃桜>
*原句は「夢の字を書いてふくらむ筆始」
25)夢の字を書きてふくらむ筆始 <かっちゃん>26)わが夫の神籤気になり初詣 <弓人>
*原句は「わが夫の御籤気になる初詣」
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