編集長ヘッドライン日記 バックナンバー
2004.1月

1月29日(木)  歩け、歩け

 朝飯の後、2.5キロ歩いて、小島町の脳卒中仲間を訪ねる。このところ、暇がなか ったので、今年はじめて。土産は競馬カレンダー。

 2年前までは、杖をついて、僕より早く歩いていた友人だが、右足に魚の目が出来て 痛くて痛くて。その内に歩けなくなり、車椅子に逆戻りした。家から出なくなって、楽 しみは競馬だけ。週末、奥さんに馬券を買って貰う。「内蔵は良いんだが……」と言う 彼、顔色は良いのだが……。

 靴職人の彼、若いとき、山登りが趣味だったが「登山靴が足に合わなくて買え換えよ うと思ったが、金がなく、そのまま、使い続けたのが、魚の目の原因なんだ」

 まるで医者の不養生。

 「歩けよ! 200メートル先に180円コーヒーがあるだろう。そこで待ち合わせ しよう。俺、2キロ歩いて、お前さんを待つ。だからお前さんも200メートル歩い てコーヒー屋に来いよ。車椅子でも良い」と提案する。

 「車椅子は嫌なんだ。馬鹿にされたような気がする」

 分かる分かる。見下されるような気がするもんだ。僕もこれが嫌で必死に杖歩行を覚 えた。

 車椅子と話すときは屈んで、目線を会わせて話すのがエチケットだと思うのだが、健 常者には分からない。

 「だったら、歩け!歩け! 歩けるようになったら競馬場に連れていく。約束する。 本当に約束する。良い席? それほどではないが、俺、競馬場では顔が利く」と激励し た。実は、顔は利かないが、競馬場には身障者コーナーがあるから大丈夫。卒中仲間じ ゃないか。現場で万馬券を取ろうじゃないか。

 午後、「馬小屋」デスクのたまちゃんにせっつかれて「名馬と時代」を書きあげる。 締め切りを忘れていた。申し訳ない。

 夕方、義弟からネギが送られてきた。今年は出来が良い。ありがとう。

 夜、銀座・三献で野暮用。

 三献のオヤジは男気のある奴だ。去年秋、共通の知人のお母さんがなくなった。訃報 を電話で知らせた。深夜のことである。オートバイに乗ったヘンな中年男が千葉県の通 夜の式場に現れたそうである。箱詰めにした日本料理を手にした三献のオヤジ。「何も ありませんが……腹が減っては戦ができない」と言う。戦をしているわけではないが( 笑)……知人は感激した。

 この間、京都に行った時、知人から「会ったら礼を言ってくれ」と言われたので「奴 、喜んでいた」と伝言する。

 「そうですか。牧さんの連絡で、すぐ店を閉じて料理を作ったんですが、日付が変わ って」と恐縮している。三献のオヤジの知人は「明治の柔道部の後輩」。先輩後輩は良 いモノだ。

 今夜も三献の酒はうまかった。

<何だか分からない今日の名文句>



1月28日(水) UFJ銀行

 午前中、毎日新聞PR版「Maiぱれっと」の原稿を書く。「専門記者の目」という 欄がある。これで2回目の執筆。ユーモア小説の形で古賀潤一郎問題で「大きな声では 言えない話」を書く。

 午後、浅草橋脇の店でラーメン。顔見知りになっているので、時間外でも作ってくれ た。

 秋葉原まで歩いて180円コーヒー。夕刊フジを読む。「UFJ国有化」の大見出し 。25日の日記で「日経の就職人気調べで、銀行ではUFJ銀行がトップ」と書いた。 「UFJがトップには驚いた」と書いたのは、実は、その時点で「UFJ銀行が2月の 特別検査でピンチ」という情報が入っていたからだ。

 でも、夕刊紙はここまで書いているのか。これもちょっと驚き。

 まるで今にも国有化、という雰囲気。ダイエーが「要注意先」から「破綻懸念先」に なると「第二の足利」だ、と書いている。それに、必殺検査人の素顔を書いている。「 書かせている人」がいるのか。

 携帯で「日記が更新していない」という連絡。急いで、Jr.に連絡を取ると「アップ 済み」とのこと。多分、読者の勘違いだろう。でも、日記がないと、当方の安否を気遣 ってくれる人がいる。感謝する。うれしいものだ。

 出社後、手紙の整理。そこで気がついた。「ここだけの話」で漢字の誤用をしてしま った。「殉職」が「殉死」になってしまっていた。読者が手紙で指摘するまで、気がつ かなかった。こんなことが何故、起こったのか。もちろん、僕の責任。校閲の人も誤り に気がつかなかった。

 「専門編集委員を辞めろ!」というお怒り。ごもっとも。何故、こんなことになった のか。申し開きが出来ない。とりあえず、電話で読者に謝罪するが留守。留守番電話に 「申し訳ない」と頭を下げる。

 夜、赤坂の小さな料亭で「護憲」で頑張っている人と夕食。正月4日、突然、電話を 貰い、夕食が実現した。昔、お会いしたこともあるような気もするが、事実上、初対面 。でも、気楽に話せたのは、相手の明るいキャラクターによるものか。求められ率直な 意見を述べさせてもらったが、素直に聞いてくれた。楽しかった。

 言い忘れたのは「あなたの仕事は護憲勢力を守るのではなく、平和を守るんだ」とい うこと。また、今度、会う機会があれば、言うつもり。

 午後10時半、仕事場に戻ってから約1キロ歩く。太って仕方ないのだ。

<何だか分からない今日の名文句>

「護憲」より「平和」

1月27日(月) ガダルカナル

 朝、莓の花がまた一つ、開いた。

 ガダルカナルの失敗を見るような毎日だ。今回と同じ旭川連隊の850人が、ガダル カナルに送り出され、一晩で全滅した。昭和17年のことだ。僕の生まれる2年前のこ とだが、歴史家が記録している。

 今日(27日)の予算委員会で、小泉さんは「日本は血を流してまで国際貢献する状 態ではない。それは憲法が許さないと確かに発言した。今回も米英とともに戦闘行為に 加わるものではない」と発言した。この日記で、小泉さんは11年前、カンボジアPK O派遣で「血を流すべきではない」と主張した、と書いた。この「過去」を民主党の現行 委員が引っ張り出し「変わったのか?」と聞いたのだが「戦闘が生じるとは思わない 」の一点張り。そんな脳天気なことが、良く言える。

 自衛隊の派遣計画はすでに1年半に渡って、出来上がっている。この計画書を入手す れば「これは人的支援ではなく、次第に治安維持軍になる可能性」が分かるのではない か。韓国はアメリカの強い要望で「イラクの治安維持軍」になった。ブッシュ大統領 は明らかに日本にも「米軍の代わり」を要求してくるだろう。

 再三言うが、日本はアメリカに基地を提供している。これは、経済的、地理的、そし てもっと大事な精神的な負担を国民に強いている。小泉さんが言うように、日米安保は 片務条約ではない。

 憲法論議は結構だ。しかし、論議の前に、現憲法を無視して、無邪気に拡大解釈して 、突っ走るのはゴメンだ。日本は法治国家だ。

 我が国でもっとも善意に満ちた出版社の一つ「草思社」のあまり売れなかった「鳥居 民著・昭和20年」という大作。これを読めば読むほど、人間の勘違いがよく分かる。 勘違いする指導者をそのままにしていいのか。

 仕事の合間に渋谷へ行く。イラクとは無縁の若者が無邪気に遊んでいる。その若者が テレビカメラを向けられると「派遣賛成です」と平気で答える。小泉さんの無邪気に賛 成する。

 日本人の精神年齢は……。

 倅の会社の近くに行ったので、飯でも食おうか、と携帯に電話したが留守だった。忙 しいのだろう。でも、一度、平和について話しておかなければならない気分。

<何だか分からない今日の名文句>

精神年齢は実年齢の7掛け

1月26日(月) いちご

 通販で「小さな果実園」を申し組んだのは昨年12月はじめ。12月15日頃、最初 に「キンカン」が送られて来た。咳止めの薬効がある。果皮に甘味を感じた。

 パチンコの玉のような黄色い実が赤くなったところで、隅田川沿いの、猫の額ほどの 裏庭に埋め変えた。

 もちろん、根付いた。

 1月15日頃、2回目の頒布で「いちご」か送られてくる。楽しみに待っていた。

 ところが20日になっても送られてこない。どうしたんだろう。頒布会社のソニー・ ファミリークラブへ問い合わせると「遅れている」という答え。早く見たい。イライラ して待った。

 送られてきた。24日に着いた。変な壷のような器に、ただ、不細工な葉がついてい るだけ。「いちご」というから赤い実がついているのか、と想像していたのに……がっ かりした。何か、騙された感じである。窓際に放置した。

 ところが、今日(26日)朝方、よく観察すると、白い小さな花が開いている。直径 1・5センチ。可憐な花だ。

 うれしかった。生命がうずいている。うれしい。

 「いちご」は北半球・南アメリカの原産。バラ科。石器時代の遺跡から種子が発見さ れたという記録が残っている。この風変わりな壷は「ストロベリーポット」と言い、実 が土に触れると腐るので、土につかないように、工夫しているらしい。

 3月になったら、植え替えよう。病害虫ヨトウムシがつくと説明書に書いてある。病 害虫に負けずに、育てるぞ!

 午前中「ここだけの話」を書き、東麻布の例の元祖カリスマ美容院「よし」へ。業界 の話を聞きながら整髪。午後4時、仕事場に戻って野暮用1件。夜、赤プリでJRA賞 授賞式。話しかけてくれる人が沢山いて、何も食べられず、終わって新橋の居酒屋で空 腹を満たす。500円のコロッケが絶品だった。

 深夜「ここだけの話」の中身について、社会部から問い合わせ。舌足らずの文章を指 摘される。起きだし、午前3時まで書き直し。行数が足りず、悪戦苦闘。「いちご」の 花を点検して、もう一度眠る。

<何だか分からない今日の名文句>

待ちわびるから早春

1月25日(日) 就職人気

 毎日の世論調査で、イラクの自衛隊派遣の賛否が47%で並んだ。小泉政権の情報操 作が上手く行っている。

 自衛隊派遣が既定のこととなれば「賛成」はもっと増える。でも、最後まで反対しな ければならない。

 それは使命だと思う。

 日経が恒例の「大学生就職希望ランキング」を26日の朝刊で掲載するらしい。聞い たところでは、1位JTB 2位サントリー、3位トヨタ自動車。ソニーが昨年の1位 から5位になったが、ほとんど上位は変わらない。

 8位にUFJ銀行(前回30位)がランクされたのには驚いた。銀行では13位に三 井住友、17位に東京三菱。UFJは「夜中でも開いている」のCMが受けているんだ ろう。夜中の全開都市が、カッコ良いのだろう。若者は、CMに登場する企業が良い企 業と考えているらしい。

 新聞業界では朝日が39位、日経が55位、我が毎日は90位。読売より人気がある 。(もっとも僕が入社した昭和42年頃には人気ナンバー1新聞社は毎日だったけど)

 「給与は安いが、自由な社風」が隠れた人気の理由だ、と解説されるが、たまちゃん に言わせれば「自由を満喫している社員はごく僅か。給料のことを考えれば、とても毎 日を選ぶ奴はいない」と言う。

 でも、そのたまちゃんの倅も毎日が第一志望、朝日が第二志望で、毎日に落ちて朝日 に行った。人気というものは不思議なものだ。

 ハルウララに武豊が騎乗する企画が本決まりになったらしい。「こんな企画、止めろ !いつもの騎手で、いつもの厩務員で、いつものファンで、いつものように走るのがハ ルウララ」とスポニチに書いたが……あんまり、広告代理店が考えるような企画をする と、ファンが離れるぞ。

 中山で「丸刈り、最高齢55歳の岡部」復帰V。涙ぐむ岡部。新鉄人?

<何だか分からない今日の名文句>

鉄人1日1頭 凡人1日1日記

1月22日(木) 朝日新聞の「三者三論」

 テレビを見ていると、学歴詐欺の古賀センセイの話題一色。馬鹿みたい。当のセンセ イ「自分の目で卒業したかどうか確かめに行く」という。アホか。本人が「申し訳あり ません。ロクに大学にも行きませんでしたが、一応、4年在籍したので卒業したのと同 じ、と考えました。嘘をつきました」と謝ればいいこと。潔くすればいいのに。混乱ま た混乱。情けない。

 元々、この古賀さん、無所属で平成7年の福岡県議選で当選、すぐ自民党に入った。 それも選挙区の関係で山崎拓派。それが、何故か、民主党に鞍替えして、山崎さんと 戦った人物である。往生際が悪いのは、かつての親分、山崎さん譲り。

 アメリカの大学にとっては良い迷惑だ。報道陣も多数、大学に殺到する。こんな「常 識の欠片もない議員」を追いかける記者さんにも同情する。

 ああ、こんな大事な時代に「変態議員」と「嘘つき議員」の尻拭いをしなければなら ない永田町。ブッシュさんに馬鹿にされてても仕方ない。

 記者さんも、ほっとけほっとけ、である。

 昼、来客一件。東京駅周辺で地価が上がり始めている、という話。

 午後出社後、東京駅近くで眼鏡の修理。TBSラジオで野暮用。タレントの江口とも みさん、インフルエンザ。帰って、急いでうがい。

 朝日新聞が明日(23日)の朝刊15ページ「三者三論」欄で「オウム事件に学ぶこ と」を掲載するとの連絡。社会部の中井大助記者のインタビューを受けて話したものが 載る。FAXでゲラを点検させて貰う。上手にまとめてくれたのでありがたい。

 しかし、である。「三者」の中に、島田裕巳氏が登場するのにはビックリした。麻原 とたびたび対談をした宗教学者(「宗教学者」という肩書きは良く分からないが)。僕 の立場からすれば、オウムを高く評価した人物で、オウムを「全国区」にした。どうい う視点で話すのか。彼の考え方は、理解できない。

 「三者三論」は朝日流のバランス感覚で作るのだから、文句は言えないが「知的基礎 体力」が欠如した若者に、妙ちくりんな「入れ知恵」をしないといいのだが……。

 午後9時過ぎ、2℃。寒波だ。

<何だか分からない今日の名文句>

三人よれば文殊の知恵????

1月21日(水) 相川さん、完全復帰!

 「これは廃刊にあらず、あくまでも休刊である。休刊までいよいよあと2冊!」と表 紙に刷り込む「噂の真相」。「スクープ!立花隆が離婚していた」を読むと、何のこと はない。経済的に事情があり、書類上は「離婚」だが「生活」は変わらない、という話 。スクープらしいが、5ページも使うネタかなぁ。「一行見出し」でも良いような気も する。

 「いよいよあと2冊」と言う割にはパンチ不足? 頑張れ!「噂の真相」さん。

 その「噂の真相」を隅から隅まで読み終えてから「たいとう診療所」へ。リハビリで はなく今日は見学。相川さんがリハビリをはじめたのだ。

 相川さんは何度か日記で「六本木の帝王」という名前で登場した脳卒中仲間。第1回 目の出血で、右半身麻痺、失語症。社員36人のパソコン会社を知人に譲り、リハビリ に努めていた。3輪車を使えるようになり、ベンツを運転するようになった。運動は常 人に近くなったが、失語症は僕より重い。でも「ひまわり」でカラオケを唄ったら、何故 か、相川さんの方が上手だった。脳の病って不思議だ。

 その相川さんが第二回の出血を起こした。1年以上前だ。2ヶ月、死線を彷徨った。 その後、見舞いに行っても、僕が誰だか分からない。正直言って「廃人」のようだった 。

 それが復活した。「たいとう診療所」へ車椅子で通院して、リハビリをすることにな った。

 そこで激励見学。当方に手を上げ、ニコニコしている。もしかすると、相川さん、杖 で歩けるかもしれない。

 「もう一度、カラオケに行こうや」と言うとクスクスと笑った。ポケットから名刺入 れを出す。苦労して、苦労して、1枚の名詞を取り出した。僕の名刺だった。相川さん 、僕の名刺をいつも肌身離さず持っているらしい。何も言えない相川さん、そんな動作 で「俺たち、親友だ」と言っている。思わず、涙が出てしまった。

 先週末、講演で行った兵庫県福崎町商工会から送ってきてくれた特産のカステラ。う まかったので、半分相川さんにプレゼント。彼、Vラインで応えてくれた。

 午後、取材の合間に、船橋法典の愛子の元に。ランドセルをプレゼント。

 夜、電話で情報収集。学歴詐称の古賀センセイのこと、国会の焦点になるらしい。ど うでも良い話だ。別に「輝かしい学歴」で彼を選んだ訳ではないだろう。誰でも良い、 「変態議員」よりましなら誰でも良かった、というのが福岡の選択だろう。

 こんなことで、無駄な時間を使うなよ。

 キチッと卒業した女子大生が、毎日、何をしていたか。風俗アルバイトで稼いでいた 、なんて時代だ。売春婦が向学心に燃えた、と考えれば、結構なことだ。

 ものは考えよう。学歴なんて議員さんに関係ない。

<何だか分からない今日の名文句>

片や、変態学部長期在学中

1月20日(火) 予感!これは流行るぞ

 「Geiner2月号」の特集は「ハイ・ブランドの小物には意味がある」。このところ、 そんなお洒落なページが気にいっている。

 「グラスホルダー」なる新商品が出来た、と紹介している。アイウエア(つまりメガ ネ)を胸のポケットに入れたまま、ギュシャッと折ってしまったり、置き忘れたりしま ったりする。

 近視で老眼の僕は、近視の眼鏡を外して、新聞を読む。その時、どこかへ忘れてしま うのだ。ベットの上に置いていて、その上に座ってしまったこともある。

 そこで生まれたのがグラスホルダー。今まで、首からコードを垂らして、眼鏡をぶら 下げるものはあったが、これは画期的に違う。それ自体がネックレスで、その先端のル ープに眼鏡をぶら下げる。

 写真を見る。これはお洒落だ。ダークトーンにスパイス・レッド。モデルが甘い二枚 目。ニューヨーク発らしいが、これは流行るゾ!

   朝、原稿を書き上げてから、日本橋、東京駅周辺で「グラスホルダー」を探して歩き 回る。が、ほとんどの眼鏡屋は「グラスホルダー」の存在さえ知らない。どうやら、渋 谷あたりにしかないらしい。足を延ばすには時間の余裕なし。残念。

 午後、若干の取材。午後3時、歯医者。

 夜、気の合った仲間と、清澄通りに面したドジョウ屋で新年会。たまちゃんが「泥鰌 が苦手」とは知らなかった。人は見かけによらない。ドジョウはオチ○チ○に効き目が あるというのに。

 久ぶりに浅草観音裏の「ひまわり」。「紅の舟歌」「網走番外地」を歌う。

 帰ると、ちょっと、うれしいメール。「本格的に交際を始めました」とご両人。良い な、若者は良いな。誠意に満ちた青春に乾杯!

<何だか分からない今日の名文句>

火付け役はイケメン

1月19日(月) 小泉さんの「義」、僕の「義」

 小泉さんの施政方針演説。ちょうどJRAの記者会見とぶつかったので、内容は夕刊 で読むことになった。

 墨子の言葉を引用して、小泉さんはイラク派遣を「義をなす」ことと強調した。

 巨大国アメリカの命令で、憲法を拡大解釈して「戦闘状態にある地域」に軍隊を派遣 することが「義」なのか。馬鹿なことを言っては困る。冗談は顔だけにしてくれ!

 このような解釈だったら、イラクの自爆テロだって「義」である。世界中に「義」と 言われるモノは幾つも転がっている。

 小泉さんは自分をペテン師だ、と認識していない。が、第三者的に自分の言動を分析 すれば「結果的にペテン師になったこと」と気づくはずだ。この「結びの部分」はペテ ン師の言い分そのものだ。

 ベトナム戦争をもう一度、点検しなければなるまい。韓国はアメリカの言いなりで、 兵力を貸して、えらい目にあった。万一、アメリカが撤退することだってある。

 小泉さんの言い分では、自衛隊に万一のことがあっても撤退しない。その意志表示の ようだ。何しろ、12月はじめは「安全でなければ」と言っていたのに、今は「リスク は前提」だと言わんばかりだ。

 11年前、カンボジアで文民警察官が殺された時、小泉さんは閣僚の中で、ただ一人 「勇気ある撤退」を主張したのに……あれは人気取りだったのか。その彼に「義」なん て言われると、こちらが気恥ずかしくなる。

 それでも、小泉さんは可愛い。「嘘」をつく時、決まって絶叫型の演説になる。可愛 いペテン師だ。でも、この可愛らしい、清潔なペテン師が日本を泥沼に落とすことが十 分あり得る。清潔なヒットラーが結果的に最悪のペテン師だったように。

 極めて個人的なことだが、1990年10月22日月曜日のことを思い出した。この 日発売のサンデー毎日で編集長の僕は週刊誌として初めて、と言われた「社説」を 書いた。表紙に「本誌は国連協力法反対!」と打った。「我が国は非戦を貫く国家であ る」と訴えた。

 その夜、社の編集部門の最高幹部から呼び出され「何故、社説という表現を使ったの か」と叱責された。表紙に「派遣反対!」を書いたことが、テレビで報道され、話題に なっていた。編集部員の全体の意見だった。

 彼の言い分は分かる。毎日新聞が社論を決めかねているのに……彼の叱責はよく分か る。しかし、時間が大切だった。「非戦」は僕の信念である。

 「編集権は僕にあります」とは言わなかった。ただ、黙って聞いた。「編集権は僕に ある」と言ったら、編集長を更迭すれば良いわけだ。ただ、黙って聞いた。意見は述べ ないことにした。「何故、何もしゃべらないのか」と何度も言われたが、しゃべらなか った。

 尊敬する先輩と意見が分かれると、ジャーナリストは苦しむ。今、マスメディ アの現場で、同じような葛藤が起こっているだろう。

 その夜、夕食を約束していた菅原文太さんと酒を飲み、苦しい胸の内を話した記憶が ある。彼は激励してくれた。

 あれから10年以上たって、同じような国論二分状態が起こっている。

 その一連の「平和協力」の流れの中で「撤退」を主張した小泉さんは“我が味方”と 思っていたのだが……そうでもなかった。

 日本が短期的な利益のために「戦」に参加すれば「内戦」はさらに広がるかもしれな い。

 戦後日本の役割、それが「平和」のために踏みとどまっていることが「義」なのでは ないか。

 オカマのおすぎがシャンソンのCDを出したらしい。おすぎが「初老のオカマになっ た」とテレビで話している。彼(彼女?)は59歳になったばかりだという。

 59歳は初老なのか。当方、60歳まで9ヶ月弱。ああ嫌になっちゃう。

<何だか分からない今日の名文句>

(アメリカに)恐れず、ひるまず、とらわれず

1月18日(日) 二世が選ぶ「戦争ごっこ」

 17日、全国的に雪の予報。野暮用で来た京都から、朝一番の新幹線で民俗学の柳田 国男の生家がある兵庫県福崎町に向かう。商工会議所の新年講演会。聴衆約100人。 主催者は「寒いから参加者が少ない」と話すが、多分、講師(つまり僕)が有名人でな いということ。むしろ申し訳ない気持ちだ。

 その分だけ、気合いを入れて約2時間、話す。自分でも「熱弁」だったと思う。「感 動した」という言葉もいただいた。

 この町は恒久平和宣言をしてる。僕の「一国平和主義」に理解をしてくれた人も多か ったのだろう。

 小泉さんは詐話師だ。「一国平和という鎖国」と言う言葉を使う。「鎖国」という言 葉を使うことで「平和主義が時代遅れ」というイメージを作り、武力行使を積極的に容 認する。「鎖国」というマイナス言葉を使うことで主権者を騙す。

 平和主義は非現実主義だ、と言いたいのだろうが、果たして戦闘主義で平和が来るの か。対イラク戦争で、アメリカが「勝った」と言っても平和は来ない。現代の戦争の特 徴は内戦である。巨大国が戦に勝ったと言っても、地域の平和は簡単にやって来ない。

 再三、言うようだが、アメリカに義理立てする自衛隊派遣には反対だ。国益に繋がら ない。アメリカ人さえ、この戦争に嫌気が差している。

 ただ、戦争好きな大統領に義理立てするだけで、国民は精神的に、経済的に傷つく。 今、まともな政治家がすべきことは、ポスト・ブッシュを念頭に入れ「時間」を稼ぐこ とだ。

 夜、姫路のホテルの窓からライトアップした姫路城を見て眠る。

 18日朝5時、起床。外は真っ暗。マイナス1℃。午前8時、TBSラジオを電話で 済ます。もちろん、イラク派遣関連の話。今週の「ここだけの話」も、イラクを書くつ もりだ。

 「イラク報道は慎重に」と官邸筋の言い分もある。メディア側に「すでに派遣してし まったから、何を書いても」という気分があることも事実だ。しかし、僕のような記者 もいたって良いじゃないか。

 僕は日本の指導者が2世ばかりになっていることに「危うさ」の原因があるような気 がする。彼らは生活者の実感がない。戦争の恐怖、その実感がない。

 新幹線で京都に出て、淀の競馬場で仲間と雑談。馬券は惨敗。夜8時頃、帰京。

<何だか分からない今日の名文句>

若旦那は戦争オタク

1月15日(木) コトあって 撤退できるのか

 寒い。夜中に2回トイレに行った。

 終日、原稿。友人から、17日拉致家族会は「子供は帰す」という北朝鮮にどう対応 するか、話し合うが、かなり揺れるのではないか、という電話。

 もうひとつ、別の友人は「イラクに行った自衛隊が万一、殺されたら、撤退できるの か。況や、その段階で新聞は撤退すべきだ、と書けるのか?」と言って来た。

 派遣された若者が命を奪われた時点で、新聞は撤退を主張できるか。撤退を呼びかけ れば、袋たたきにあう、というのが彼の意見。

 もう少し、考えなければならない。世論操作は巧みに進んでいる。新聞は苦しくなる 。ちょと急ぎな野暮用が出来たので、ここで日記終了。

<何だか分からない今日の名文句>

なし

1月14日(水) 美川に光海底ケーブル高校!

 東京専売病院で大山ドクターの定期検診。血圧130ー70。落ち着いている。

 JRA六本木事務所、新橋分館で遅い新年挨拶。PRセンターの徳さんから「200 4年JRAオリジナルCDーROMカレンダー」(定価1500円)なるものをプレゼ ントされた。

 開催日程、自動計算機能付き競馬収支帳、スケジュール機能付き日記帳、それに20 02年エリザベス女王杯から2003年天皇賞・秋までのG1レースの映像がすべて残 っている。ヒット商品である。

 出社後、たまちゃんにこの「カレンダー」を進呈する。たまちゃんには「自動計算機 能付き競馬収支帳」が是非とも必要と思ったからである。

 一日に10レースも20レースも買いまくるたまちゃんの未来に不安ある?

 僕より、的中数も断然、多いし、最高払い戻し額も断然高いが、収支決算では、たま ちゃんと僕の差は微妙である。

 「それほど威張れないぞ!」という意味を込めで進呈する。

 政治部のベテラン記者に永田町の話を聞く。どうやら官房長官の報道管制はひどいら しい。

 午後6時、上京した石川県美川町の竹内町長らと町村会館7階のレストランで夕食。 はじめて入ったが、会館は立派な施設だ。でも、合併に次ぐ合併で、町村は激減する。 そうなれば運営負担金が枯渇する。そうなると一大赤字。心配である。

 竹内町長の美川町も来年、8町村が合併して「白山市」になる。竹内さんは合併推進 派の雄。「白山市」を作った人物の一人だ。

 彼は、ここ数年で美川町の人口を1000人も増やした。税収を増やした。首都圏以 外で1000人も人口が増えた町はまづないだろう。

 奇想天外のアイデアを形にする人で、美川町だけで通用する紙幣を発行して、町の経 済を活性化を実現した。若者の就職率100%。渡辺淳一さんを審査委員長にした町独 自の文学賞を作ったり……ともかく、凄い人物だ。その結果、4期無投票当選。これも 珍しい。

 「白山市の市長になるの?」と聞くと「選挙運動を忘れたから」と笑っている。

 彼、それより夢がある。インターネット高校を誘致するのだ。日本列島を取り囲むK DDIの光海底ケーブル(全長8500キロ)の中継ポイントが近くにある。このケー ブルを延長してインターネット高校を作る。

 登校拒否の子供たちがインターネット高校で学び、広々とした美川インターパークで スクーリングする。

 開設する「株式会社アットマーク・ラーニング」は「教育特区」として申請し、秋の 開校を目指す。大変な話題になるだろう。

 もうひとつ野暮用をすまし午後11時、帰宅。寒い。

<何だか分からない今日の名文句>

合併は「夢の拡大」

1月13日(火)「イラクの中心でバカとさけぶ」

 朝方、少々霰。

 寒さの中、2.2キロ歩いて、たいとう診療所。ことしはじめてのリハビリ。患者多数 。今井クンの話では風邪が流行りだしたらしい。

 自転車を漕ぐ訓練中、Jr.から電話が掛かり、携帯を手にした瞬間、麻痺の右足が硬 直した。痛い。猛烈に痛い。足を固定して訓練をすると、ちょっとした動作の変更で、 手足が硬直したり、震えが収まらなくなる。

 ことしも片麻痺で生きていくんだ、と痛感。ことしも、上手に乗り切るゾ!

 午後、送られてきた「イラクの中心で、バカとさけぶ」を半分読む。戦場カメラマン の橋田信介さんが書いたイラク最新報告。腰巻きに「自衛隊と、死ぬな!」とある。

 「爆弾を落としたアメリカに復習する方法はある」と彼に話したイラク人がいた。つ まりは「自爆テロ」。筆者は「アメリカが落とした爆弾の数だけ、テロリストが新しく 生まれる」と書いている。

 「自衛隊派遣」に賛成している人は「アメリカの勝利」を前提にしているが、もしか して、アメリカの事実上の敗北だってありえる。

 午後3時、丸の内で歯医者。4時半、町内の床屋。話題は金沢で始まっている旧町名 復活運動のこと。台東区にも「黒門町」「二長町」など、良い名前がある。

 午後6時半、錦糸町の「ちゃんこ琴ヶ梅」で早稲田の先輩と夕食。商社のトップを勤 めた先輩に「商権とは何んたるか」を聞く。ビジネスマンが身につけた「既得権」のよ うなものは、あくまでも所属する企業のモノであって、個人のモノではない。その辺り を勘違いすると、日本は崩壊する。合併が続いているが「商権」に対する考え方が違う 企業同士が合併すると危うくなる……と先輩。

 先輩の行きつけのスナック「メモリー」に寄り、11時帰宅。

<何だか分からない今日の名文句>

「帝国の崩壊」は歴史本の定番

1月12日(月) 報道統制と戦う「覚悟」

 年賀状の続きを読む。

 「心と体に優しい年になりますよう祈ります」と緒方友子さん。無筋力症と戦う身障 者の戦友? 埼玉の国立療養所からの賀状。数年前、見舞いに行ったが、このところご 無沙汰。会いに行きたい。

 「努力ですよね。人生ですもんね」と書いてきたのはターフライターの貴船寛之さん 。「小泉という人のしたり顔を見るといよいよ酒がまずくなります」とは毎日の先輩・ 蕨南暢雄さん。

 「もう、ひとふん張りするか、と己に鞭打ち、これからの波乱ぶくみの狂おしい時代 に、新たに走り出すとしよう」と作家の大下英治。奴も還暦か。「世の中まだまだ希望 はある」と書いてくれたのは江川紹子さん。かつて「対オウム」の戦友。「東京・中目 黒『鉄板処のむら兄弟』はお陰様で順調に推移しています」と野村順二さん。社会部の 先輩記者は「鉄板焼き」に転職していたらしい。

 「今春からマスコミ論の講義は法政から母校の慶応に変わりそうです」は評論家の嶌 信彦さん。同期生はみんな活躍している。ちょっと焼ける。

 「10月に上海人女性と再婚しました」と知らせて来たのは、僕の後釜のサンデー毎 日編集長だった福永平和さん。上海の大学で教鞭を取っている。再婚か、こちらも羨ま しい。

 「申年や髭もそらずに初浅間」はみなみらんぼう。彼も昭和19年生まれ。「04年 は日露戦争百年」と教えてくれたのは文化放送の西山弘道さん。税理士の山本守之さん は「高くても税は国への投資」と説き、井崎脩五郎さんは「サル年は、サルものは追わ ず、で逃げ馬要注意」と説く。

 馬券仲間のタレント・浜尾朱美さん夫婦は「久しぶりに競馬場に行って、すごく貧乏 になりました。このうら寂しさがやはりたまりません」と報告。分かる分かる。

 一番うれしかったのはメイプードルの可愛い写真入りの賀状。「そらです。家族に新 しい一員が増えました」と社会部同僚の国井道子さん。「そら」とは、何と素晴らしい 名前だろう。そらと一家団欒。素晴らしいな……といった調子で、約1300枚をじ っくり読み終わるのに一日半かかった。

 永田町では報道管制。小泉さんは「気をつけて報道してくださいという意味だ」と言 うが「イラクの自衛隊報道まかりならん」という雰囲気だそうだ。

 ことし最初の「ここだけの話」で、あえて「本職の堕落」と題して「大本営発表を 漫然と報道する新聞記者の堕落」を指摘した。(6日夕刊。WEBで更新しているから 読んでくれ!)

 しかし「堕落」する気持ちはなくても、規制は激しくなっている。どこまで書くか、 現場の記者は苦労している。報道管制とどう戦うか。記者として生き延びて、思う存分 、書き続けるのは非常に難しい時代になりつつある。

 今週の「ここだけの話」(13日夕刊予定)は「貴賤」と題して書く。これも首相官 邸を刺激するかも知れないが。

 中山競馬は3日連続開催。たまちゃんに馬券を買ってもらったが、1万円強のプラス 。まずまずの滑り出し。

<何だか分からない今日の名文句>

小泉最高司令官が管制塔

1月11日(日) 年賀状を読み出した

 「充電のため」というのは言い訳。WEBの日記に少々飽きたので20日近く休んだ 。今日から再開。今年も、読んでくれ!と言うのは、実に我が儘勝手。読まされる方こ そ飽き飽きしているのだろう。

 9、10日は雲一つない晴天。このところ、ボッサとして何もしなかった。ちょっと 動き出すか、という感じ。連休明けからそろそろ始動!と決意。

 窓に寄りかかって、そのまま放置していた年賀状を読み出した。ことしも1300通 ぐらい来た。

 一番多いのは「私の干支です。本格人生の始まり」(日大1高の同級生・大河内光一 )と言ったお知らせ。そうだ、俺も還暦だ。

 先輩には元気が良いのが目立つ。「一日一日全力投球」(田原総一朗さん)。中野翠 さんは「サンデー毎日の連載は19年目突入です。不思議」と書いているが、翠さんの エッセイがなかったらサンデーの部数は3万は減るだろう。

 当方への「お叱り」は一つだけ。「ここだけの話を楽しみにしているが、冴えが少々 鈍って来たような感じする」(毎日新聞の同期生・平井晋二)どうだろうか。それよ り奴の「最年長芥川賞作家誕生計画」はどうなったんだ!

 愉快な年賀状も多いが、一つ紹介しよう。

 猿……「サル」はスペイン語の乾杯語

 猿楽……キーキーと#気味の歌唱法

 猿岩石……二匹で外国を旅した放浪猿

 猿轡……うるさい猿用の防音帯

 猿芝居……国会議事堂で演じられる田舎芝居

 猿すべり……尻が赤くなった原因の滑り台

 猿知恵……しょせん底の浅いエテ公の思考

 猿の腰掛……痔ではなく癌に効くという生薬

 猿の惑星……ペットに征服されたSFの地球

 猿股……赤い尻を隠す最小限の布地

 猿真似……ボス猿になりたがる○○の派閥

 猿回し……日光猿軍団に代表される猿芸術(作詞家・木下龍太郎さんの年賀状。「龍 太郎辞典<申編>進呈」と書いてあった)

 これも熟読した。

 「古来、龍王は不死とされました。最古の皇帝たちは龍ではあっても龍王たりえませ んでした。かの泰の始皇帝も例外ではなく、その証が、徐福をして不老長寿の仙薬を求 め、東航せしめたし、みずからは地中深くに大宮殿を設営し、不老不死へ土竜の大王と なったようです。地下30メートルの巨大宮殿の中で2200年の眠りにいます。こち らの龍は黙々と辞林の樹海を彷徨い、言葉の妖怪と格闘しつづけています。いつ……」

 「金沢文学」の主筆・千葉龍さん。彷徨っているのは同じ。でも、お互い「権力」と 無関係か。

 そして圧倒的に多い賀状は「平和」を求めるもの。JRAの前理事長の浜口さんは「 平和と心豊かな年になりますように。中国の友人をつれて競馬場に行くようになりまし た」「この正月ほど、めでたくない不吉な正月はありませんね」とすでに毎日を離れ た同期生・八木晃介さん。「世界」の岡本編集長は「極端に右に振れた政治と無定見な マスコミ」と批判。行く末を心配するものも多い。

 1300通のすべてを紹介したいくらい、今年の年賀状には、何故か、力が込められ ている。

 9日は中山で、愛馬フェザーレイ、デビュー戦。鼻差の二着。楽しみが増えた。

<何だか分からない今日の名文句>

サルは高く上るほどお尻が見える

(村尾清一さんが教えてくれたインドのことわざ)